新卒採用をターゲットとする就職活動支援メディア様のオンライン企業説明会をオンライン配信を毎年季節ごとに担当させて頂いております。ここでは、事前準備段階のお打合せで課題となるポイントと配信当日の役割を挙げさせて頂きます。リアルイベントからオンラインイベントへのモデルチェンジ就活イベントは従来、大型会場を使用した企業と学生のマッチングイベントとして行われてきましたが、コロナ禍においては他業種同様にオンラインコンテンツ化に一早くご対応された分野の一つかと思います。当初、こちらの企業様では、自社チームスタッフで構成し、ZoomウェビナーとPCといった簡易方式でウェビナー開催を試み、単発イベントを実施していたそうなのですが、配信管理のオペレーションなど技術的な対応でリスクが高いと判断されたため、ウェビナー配信のご相談をお受けしました。配信初期はZoomウェビナー形式で、スタジオにゲストが来場するパターンとオンラインゲストの2パターンで実施しましたが、回を重ねるごとにWeb導線を設計する過程で、視聴メディアをオープンにし、YouTube配信に切り替えたことから、スイッチャー機材や音響機器なども最適化していきました。最近では、配信中のテロップ表示やスーパーソースを活用した背景画像とカメラ映像を組み合わせての画面レイアウトにするなどご提案することで番組としてのリッチコンテンツ化も進んでおります。短期集中イベントの中でオンライン登壇者が発生する際の課題イベントフォーマットとしては、オンライン企業説明会となるため、視聴者となる学生はオンライン参加となります。しかし、企業の登壇者様はスタジオへご来場頂くパターンとオンライン参加の二パターンあります。今回の配信イベントでは、短期集中開催でタイムテーブルを構成しているため上記の登壇パターンによる配信構成の入れ替えが発生するタイミングが必ず発生してしまいます。オンライン登壇者には、最終的なチェックをする際は転換時の15分間で進行確認含めご案内を済ませる必要があるため、トラブル対応含め入念なサポートが必要な上、スタジオの演者位置とカメラの構成が変わるため、最終確認工数をいかに減らせるかが課題です。リモート参加者用にマニュアルを事前準備&ご案内を徹底そこで、転換時間をスムーズに対応できるように機材の配置と映像構成を固め、できるだけ転換時間で技術チェックの工数を減らすと同時に、ゲストには事前にZoom参加用のマニュアルをご案内することでネットワーク環境や機材準備など、どうしてもリモート参加者側に依拠する箇所のリスクを減らし、安心して本番に望んで頂けるようなサポート体制をご提案しました。簡単なチェック事項からちょっとしたトラブルシューティングなど、ドキュメントにまとめてご共有することで運営社様にも登壇ゲスト様にも共通理解と安心感をお持ち頂ける一例でした。後日、YouTubeコンテンツ用に編集対応も就活ウェビナーのようなライブ配信コンテンツは、ライブ視聴出来なかった学生に登壇企業の魅力を伝える方法の一つとして、YouTube用にライブ配信映像の一部を切り取ってコンテンツ化するといったことも対応させて頂いております。配信スタッフ構成、機材制作スタッフ:3名主な機材:カメラ、PC、マイク、スイッチャー、音響ミキサー、照明その他:返しスピーカー、各種ケーブル(HDMI、キャノンケーブルなど)所要期間【当日対応】 配信時間:7時間30分 拘束時間:10時間00分【事前準備】 打ち合わせ:オンライン2回 前日設営&リハーサル:適宜