堀江貴文氏主演&プロデュースによるミュージカル クリスマス・キャロル2020(主催社:一般社団法人ホリエモン祭り実行委員会様)」のオンライン配信を5台のカメラを駆使してツイキャスでご対応しました。コロナ禍で入場制限の問題に直面、打開策はオンライン配信2020年12月に行われたミュージカルクリスマス・キャロルは、演劇としては2018年開催から毎年続き、3年連続での開催を迎えた会となりました。前年まで来場者をメインターゲットに集客していたものの、同年はコロナ禍真っ只中だったため、入場制限も厳重に行われていたことから集客課題に直面していました。そこでPPV(ペイパービュー)方式によるオンライン配信を通じて、新たに視聴者を開拓すべく配信依頼をご相談頂きました。課題は演劇会場の配信システム設計とカメラワークこの制作に関わるスタッフのほぼ全員が演劇のオンライン配信の経験がなかった時期だったため、制作準備を進める過程で多くの課題に直面したものの、実は日本を代表する劇団のオンライン配信を手掛けたことのある経験者がいることもあり、課題は「配信システムの設計」と「カメラワーク」に定めて取り組みました。事前準備では、ホリエモンチャンネルで告知用のプロモーション映像の制作や配信当日のライブ配信幕間(まくあい)に流す予定の演者トークコンテンツの収録など、配信以外の制作物対応も同時に進めていく中で、ロケハンをつうじて具体的な配信システムの設計とカメラポジションを具体的に詰めていきました。ロケハンをふまえた機材構成と台本に読み合わせによるカメラワークのすり合わせ東京のキャバレーの歴史を色濃く刻んできた「東京キネマ倶楽部」が会場となり、ロケハンでは会場周囲の車両搬入出経路と搬入時の導線確認、そして会場内での機材配置チェック等を入念に確認しました。会場は、3フロアにわたり舞台を見下ろせるようなホールになっていて、その中でカメラのポジション、配信卓のポジション、各種ケーブルの長さと配線経路などを打ち合わせ。現場では、観客や演者、裏方スタッフの出入りを加味して位置取りを決めるため、場所確保も慎重に設計する必要があります。またカメラ位置を確認した後、各カメラの主な構図が固まり次第、オンラインミーティングにて制作スタッフ一同で台本に沿ってカメラワークのイメージ共有を行うことで、限られた時間の中で最大限効率よく当日のすりあわせを進めることが出来ました。配信スタッフ構成、機材制作スタッフ:7名主な機材:カメラ、カメラ台、ビデオトランスミッター、PC、スイッチャー、音響ミキサーその他:インカム、各種ケーブル(HDMI、キャノンケーブルなど)所要期間【当日対応】 配信日:2020年12月9日(水) 配信時間:3時間00分 拘束時間:14時間00分 配信方法:ツイキャスライブ配信【事前準備】 打ち合わせ:対面1回、オンライン3回 ロケハン:1回 ツイキャスアカウント設定:約1営業日【その他】 告知用プロモーション映像制作:約5営業日 幕間用演者トーク映像制作:約5営業日 配信用テロップ、サムネイル制作:約2営業日配信卓から見える会場の光景スイッチングオペレーションカメラポジション